4つの遺産分割の方法
2016.8.26
相続する遺産は預金や現金だけでだけではありません。
明確な分割するのが難しい、証券、土地、建物、骨董品等もあります。
どんな分割の方法があるか事前に知っておくことは相続人同士で話し合いをする上でも重要なことです。
分割方法は4つあります。
現物分割
遺産を分割する際の基本的な方法であり、最も多く利用をされている方法です。
相続する遺産を、どれを誰が相続するかを現物によって分割する方法です。
共有分割
不動産や証券など、それぞれの遺産を相続人で共有する方法です。
これはあまり良い分割方法ではありません。
その場はでは解決できたと思っていても、実際は問題を先送りにしているだけで解決していない場合があります。
遺産の共有者が死亡したことによって、新たな相続人が加わるなど、複雑さが増す原因になります。
換価分割
遺産を現金に換えたうえで、その現金を分割する方法です。
住む人のいない家や証券を相続した際に適した方法です。
代償分割
代償分割は、相続人の誰かが全ての遺産を相続するかわりに、他の相続人に対して相続分に応じた金銭を支払うという方法です。
この分割方法の場合、遺産を全て相続する人に支払いができるだけの経済力が必要になります。
遺産相続人同士で最も良い方法を模索するためにも、遺産の分割方法は事前に理解しておきましょう。
場合によっては分割方法を組み合わせてみるのも良いでしょう(「現物分割」+「換価分割」など)。