遺産相続の問題を弁護士に頼むとどれくらい費用がかかる?

2016.9.20

遺産相続の問題は、相続人の間に争いがまったくないような極めてシンプルなケース以外は、弁護士が当事者である相続人を代理して遺産分割協議を進めることがほとんどです。遺産分割協議がまとまらない場合には、家庭裁判所における遺産分割調停という手続によって遺産分割を進めていきます。

このように、遺産相続の場面においては弁護士が登場することになりますが、相続人にとって気になることは、遺産相続の問題を弁護士に頼むとどれくらいの費用がかかるか、という点でしょう。

この点、特殊な報酬体系を取っている一部の弁護士事務所を除いて、一般的な弁護士事務所の相場を基準にすれば、遺産の金額によって弁護士費用は大きく変わってきます。たとえば、想定される遺産の金額が5,000万円であれば、着手金として150万円〜200万円前後、遺産分割が無事に終了し2,500万円が依頼者である相続人自身の手元に来れば、そこから報酬金として250万円〜300万円、といったあたりが相場です。事案の難易度によって多少は前後しますが、だいたいこの幅の間で90%以上の事件は処理されているでしょう。

一般の方からすれば、かなり高額であるという感じがするでしょう。しかし、遺産相続、遺産分割の問題はそれだけ難易度の高い事件であり、また、大きなお金が動く事件ですので、必然的に弁護士費用も高額になってしまうと理解するしかありません。

ただ、弁護士も、これだけの大型案件であれば、いつも以上に緊張感を持って業務に取り組みますので(安価な事件では手を抜いているというわけではありませんが)、しっかりと事件の解決に向けて全力を尽くしてくれるでしょう。その労力に対する対価としては、上述した弁護士費用は決して不当に高いとまでは言えないでしょう。

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